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兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」春季企画展「美と微ー美の集積と技巧の微ー」

兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」春季企画展「美と微ー美の集積と技巧の微ー」
兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」春季企画展「美と微ー美の集積と技巧の微ー」
新型コロナウィルス感染防止の一環として5月31日まで臨時休館としていましたが、6月1日から開館します。

古代中国鏡の背面を飾る繊細な紋様は、往時の文化や思想、理念などが凝縮されています。

300面以上の古代鏡コレクションの中から、集約された「美ーbeauty」と技巧を極めた「微ーdainty」が調和する秀麗高雅な銅鏡約20面を精選して展示します。

【観覧時間】午前9時~午後5時※入館は午後4時30分まで(県立フラワーセンター入園は午後4時まで)

【休館日】水曜日、5月7日(木曜日)

【観覧料】100円、障害者手帳提示で本人は75%減免、介助者1名は無料、(高校生以下無料)

別途フラワーセンター入園料(一般500円/各種割引有り)が必要です。

【主な展示品】

1.団華紋鏡(だんかもんきょう)、年代:隋ー唐(6世紀から7世紀)

鏡全体が均整のとれた植物紋様と銘文で覆いつくされています。中央の鈕(ちゅう)のまわりには、6個の円形の花のモチーフが集まっており、それぞれの隙間はパルメット紋でみたされ、幾何学的に統一されたデザインとなっています。

対称的に配置された紋様は複雑で、かつ華麗で繊細に仕上げられた鏡です。

【パルメット紋】シュロの葉に似た扇状に開いた形の紋様。

2.鍍金対置式神獣鏡(ときんたいちしきしんじゅうきょう)、年代:後漢(2世紀)

ひれ状の装飾を持つ大きな神像・西王母(せいおうぼ)と東王夫(とうおうふ)とその両側に獣を配しています。3像が一組の紋様となり、それらが鈕を挟んで対置する「対置式」と呼ばれる神獣鏡です。

鈕には龍の像を象嵌(ぞうがん)し、それ以外には鍍金を施し、縁部には格子紋(こうしもん)を充填した鋸歯紋(きょしもん)を象嵌しています。

鏡には銘文があり、冒頭には「九子」とあります。九子派と呼ばれる四川系の工人が長江下流域に移動して制作した鏡式です。

【西王母】中国で古く信仰された女仙。

【東王夫】中国の伝説上の仙人。西王母と対置される。

【象嵌】金属、陶磁器などの地の部分に模様を刻んで、金銀などをはめこむ技法。

3.螺鈿瑞花紋八花鏡(らでんずいかもんはっかきょう)、年代:唐(8世紀)

鏡の背面を螺鈿と琥珀で飾った八花鏡です。「螺鈿」とは巻き貝を埋め込んだ装飾のことです。

螺鈿で瑞花を表現し、中心から外に向かって八つの単位が展開します。内側から葉紋、蕾紋、側花紋を順に配置し、外側は長く伸びて分岐する茎に連なる花や葉でみたしています。

螺鈿に用いた貝は夜光貝と考えられ、線彫りによって葉脈や花脈、茎などが表現されています。

【夜光貝】熱帯海域に生息するサザエの近縁種の巻き貝。内面は真珠光沢があり、真珠層を磨きだして螺鈿などの細工物とする。


期間 2020.03.13~2020.09.22
時間 午前9時~午後5時※入館は午後4時30分まで(県立フラワーセンター入園は午後4時まで) 【休館日】水曜日、5月7日(木曜日)
参加費 100円、障害者手帳提示で本人は75%減免、介助者1名は無料、(高校生以下無料)

開催場所MAP

開催場所 兵庫県加西市豊倉町飯森1282-1(県立フラワーセンター内)
会場名 兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」
お問い合わせ 0790-47-2212
関連サイト https://web.pref.hyogo.lg.jp/kh01/event-kasai.html
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