稲美町は昭和30年に当時の「加古村」「母里村」「天満村」の3カ村が合併し、町政が施行されました。
かつて万葉集に「いなみ野」と詠まれた水の乏しい大地を先人たちが切り開き、ため池等でかんがい用水を確保し農業を営んできました。明治以降には悲願であった淡河川、山田川両疏水の完成により水田開発が進み、稲穂に満ちた町の基礎が築かれました。
町内には88のため池が点在し、ため池や水路、水田、集落などによって構成された特有の景観は、文化庁から「稲美のため池群」として文化的景観の重要地域に選ばれています。
新年早々開催される「いなみ新春万葉マラソン」では、全国から多くのランナーが参加します。
毎月2月に無病巣臭いを祈願して高園寺で開催される「鬼追式」では仏の使いである二匹の鬼が、太鼓とほら貝に合わせて勇壮に舞い踊り、手にした松明を参拝客に投げ入れます。この祭事は稲美町の指定民俗文化財にもなっています。
毎月4月には「まちづくり桜ウォーキング」を町内5つの小学校区それぞれで開催。咲き誇る桜を眺めながら、地域ごとの特色あるコースを、さまざまな世代が一緒になって歩きます。
その他イベント情報は町のイベントカレンダーをご確認ください。
https://www.town.hyogo-inami.lg.jp/event/curr_1.html
1年以上県外に在住の人が稲美町内の「お試し住宅」に入居した場合、家賃等を最大18万円補助する「お試し居住補助金」や、補助対象となる空き家を改修し、住宅や事業所に活用する際、工事費の2分の1(150万円を限度)を補助する「空き家活用支援事業」などの制度があります。
また、「“愛”のあいだに暮らすまち inami」をキャッチコピーに、稲美町に移住・定住するための情報サイトも開設しています。
https://www.town.hyogo-inami.lg.jp/teiju/
他にも嬉しい施策がいっぱい!
①不妊・不育症治療費を助成
②あかちゃんタクシー助成
③すくすく子育てサポートセンターで切れ目のない子育て支援
④出産祝いに米一俵!
⑤子どもの医療費は中学3年生まで無料!
⑥任意の予防接種の費用を助成
⑦小学校区ごとに土曜学習を実施
⑧幼稚園から外国人講師による国際理解教育を実施
稲美町は播磨平野東部に位置し、東は神戸市、南は明石市、西は加古川市、北は三木市に隣接する南北6.5km、東西7.9kmの総面積34.92平方キロメートルの町です。
かつて万葉集に「いなみ野」と詠まれた台地を先人たちは切り開き、ため池等でかんがい用水を確保して農耕社会を営んできました。
明治以降には悲願であった淡河川、山田川両疏水の完成により水田開発が進み、稲穂に満ちた美しい町の基礎が築かれ、現在ではその切り開いたため池群と、田園広がる緑豊かな自然は、文化庁から文化的景観に選択されるまでになりました。
これらの歴史や文化を継承しつつ、人々の価値観やニーズが個別化、多様化するなか「人にやさしく、まちに活力を!」の輝く稲美をつくるという目標のもと、町民と行政が一体となって創意工夫した、郷土稲美町に愛着と誇りを持って暮らせるまちづくりを目指しています。
今後とも稲美町発展のため、なお一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。